Bennet by Tokuko Ochiai
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23号のデザイナーインタビューも最終回となりました。今回はBennetをデザインしたamirisuのトクコにお話を聞いています。このショールは、メリのアイデアをトクコが形に落とし込んだ作品。ということで、メリもちょっと登場します。
amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?
Tokuko: 今回はメリさんのイメージを形にするという作業だったので、本人からよくよく聞き取り調査をした後に、私なりに編みやすい模様や構成方法を考えました。襟元が一つのポイントですが、暖かくて実用的ですしクラシカルな雰囲気も映画のコンセプトにピッタリで、素敵に出来上がったと思います。メリさんも気に入ってくれて何よりです。
Meri: オースティンの小説も映画も元々好きですが、ショールと言ったらやっぱりこの時代のドレスに羽織っているイメージかな、と思って『プライドと偏見』を選びました。映画の中に出てくるウールの羽織物を想像しながら、襟付きのショールを作って欲しいとトクコさんにリクエストしてみました。
amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか?
Tokuko: 交差模様が目立つようにと思うとあまり濃い色では編めないのですが、Winterfellの色合いが大好きなので、この色で編んでみたいです。
amirisu: 好きな映画のジャンルはなんですか?
Tokuko: 編み物のお供で見ることが多いので、基本的に日本語のものか吹き替えの恋愛や人間ドラマ的なものを見ています。が、本当はファンタジーやSFも好きで、今は新しいマトリックスを見に行くためにもう一度昔の映画を見直そうと思ってるところです。
amirisu: 普段の生活では、いつどこで編み物をすることが多いですか?
Tokuko: どんな隙間時間も逃さずに編まないと納期に間に合わないので、いつでもどこでも編んでいます。強いて言えば、晩御飯を食べた後にソファーに座って編む時間が、それが仕事編み物だとしても一番好きな時間です。
トクコさん、メリさん、ありがとうございました。