Hikari by yamagara

Hikari by yamagara

今日はHikariのデザイナー、yamagaraさんをご紹介します。年間を通して高温多湿なシンガポールに住む彼女は、その気候に合う糸をいつも探しているといいます。amirisuオリジナルのparadeを使用したこの半袖プルオーバーは、日本でもこれからの季節にぴったりではないでしょうか。

amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?

yamagara: 私はamirisuとWalnutのファンで、日本に行くと必ず東京又は京都のお店に行くようにしています。今回の20号のデザインも2019年に東京店を訪ねた時から始まりました。

今回のサンプルに使用したamirisu ParadeのNew Yorkという色をMegumi SawadaさんデザインのBlossomを編む為に購入して、あまりにその糸が好きだったので少し多めに買って帰りました。以前トクコさんがデザインしたEkuniを編み、その後また同じ糸でBlossomを編んだので、自分のワードローブに必要なニットウェアにはParadeがぴったりだとわかっていました。

デザインのインスピレーションは糸から得ることが多いのですが、今回もそうで、シンプルな線や繊細な模様を美しく表現できるParadeを使うことに迷いはありませんでした。オシャレをしたい時にもカジュアルな服装の時にも繰り返し手を伸ばしてしまうような半袖のスタイルで、洒落ていて普遍的でありながらも、背中に面白いディテールがあるようなものを思い描きました。

また安藤忠雄の鋭い直線と幾何学的な形、そして光と素材が顕在化した建築から影響を受け、私なりに編み物で表現したのがHikariです。


amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか?

yamagara: 最初のサンプルは手持ちの糸で編んだのですが、その後私の選んだ色をamirisuが送って下さりました。実はすでにXauenの色で自分用の1枚を編んだんです。きっとこれから色々な洋服に合わせてこの青色のHikariを着ると思います。その後Paradeには新色も出ているので、更に編むとしたらSiennaにします。


 

amirisu: ご自宅の近くのオススメのお店や場所があったら教えて下さい (自由に旅をできる日々が戻ってくることを夢見ています)。

yamagara: シンガポールにはまだ素敵な毛糸屋があまりないので毛糸は大体海外(特に日本で)かオンラインショップで買いますが、ここ数年、シンガポールで糸の手染めをしている ParkourKittiesやMyyarnstoryCoに出会う機会もありました。2020年5月にはシンガポール初の地元の手染め作家や毛糸屋が参加するヤーンクロールが開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの流行で延期せざるを得ませんでした。また機会があったら皆さんに彼らを紹介したいと思います。

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