Featured: Sunday Market by Ayano Tanaka
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こんにちは。10月半ばのRhinebeck Sheep& Wool Festivalが終わってからというもの、インスタグラムで皆さんの写真を見るたびに羨ましい気持ちでいっぱいです。参加者がとても楽しそうで、Rhinebeckの為に編んできたというセーターもどれもとても素敵でした。私もいつの日か行ってみたいと思っています。
今年も残り2カ月となりましたが、2017年最後にamirisu 14号のKAL(みんなで一緒に編もう!という企画です)に参加してみませんか。14号に載っているパターンならどれでも良いので、1つ選んでRavelryで写真を見せて下さい。最終日は12月20日、それまでに投稿して下さった方の中から抽選でプレゼントをお送りしますので、是非ふるってご参加下さい。
さて、今日ご紹介するのはSunday Market のデザイナーのAyanoさんです。このセーターはシンプルなメリヤス編みですが、引き上げ模様が良いアクセントになり、Aラインの裾が少し可愛らしさを足しています。Ayanoさんは埼玉県在住で、隙間時間には常に編んだり、思いついたアイディアを形にしたり、という毎日を送っています。 それでは、彼女に質問をしてみましょう。
amirisu: Sunday Marketのインスピレーションはどんなところから得ましたか? Ayano: とにかく気負わずに編めて、どこかちょっと可愛いものがいいなと考えていました。 本当のことをいうと、電車の中で見かけた女性が着ていたメリヤス編みのざっくりベストが素敵だったのです。メリヤス編みだけでもかっこいいと思って。その帰り道に太めの毛糸を買って、メリヤス編みの何かを編もうと決めました。
amirisu: もしご自分用にもう1着編むとしたら、何色にしますか?
Ayano: 手持ちでは落ち着いた色が多いのですが、今回Larkのピンクも素敵だったので、黄色や黄緑、オレンジ色などの明るい元気な色もいいかなと思っています。
amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか?
Ayano: 高校生の時に、母が放置していた昔の手編み雑誌と毛糸と針を見つけたのがきっかけ。昔の本は基礎もしっかりと載っていて、巻末の技法をすべて試したりしていました。その時はそれで満足して、社会人になってから編み物を再開しました。
amirisu: 最初は日本の編み図で編まれていましたか?
その場合は、海外パターンやRaverlyに出会ったことで何か変わったことはありますか?
Ayano: Raverlyに出会ってから編み物探求が止まりません! それまでは日本の編み物本から編んでいましたが、編み物をはじめて割とすぐにRaverlyを知って一気に世界が広がりました。とにかくデザインや技法の多様性に驚きました。フリーパターンも多くて、海外パターンにも気楽に挑戦することができました。編むことはできたものの目数調整が上手くできなかったので、やはり勉強も必要なのかと、それから日本式の製図の勉強を始めました。 海外の編み物は伝統も古く、知恵や技術もさることながら、形にとらわれないおおらかさも感じています。知っていそうだなと思ったことの中からも新しい発見をしたり、これからもずっと続くと思います。
amirisu: 最近はどんな編み物やデザインをしていますか?
Ayano: 身の回りにある気に入った色や形を編み物にするのが楽しくて、前から形にしたかったレースのカーディガンが編めました。次はパターンに起こすのが目標。 今のところはそれで落ち着いていて、今は友人たちと計画している来年の手袋展に向けた作品づくりに取り組んでいます。 手袋は実用性も高く、限られたスペースの中で何を取り入れるか考えるのが楽しいです。また、WS用に変わったテクニックを取り入れた小物のデザインを考えたりしています。 あとは、夫用のフェアアイルセーターを時間をみつけて、ちょこちょこと編んでいます。
これを読んで私もRaverlyに参加しようかな、と思ったり、デザインを形にしてみようかな?と思った日本人の方も多いのではないかと思います。
Ayanoさん、ありがとうございました!