Kitchen Stories by Dianna Walla
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今日は、寒い冬の情景が浮かぶような模様編みのカーディガン、Kitchen StoriesのデザイナーDianna Wallaさんのインタビューをご紹介します。シックなカーディガンですが、インスピレーションはコメディー映画から得たそうです。
amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?
Dianna: 今回のデザインの着想は、戦後のノルウェーを舞台にした映画『Kitchen Stories』から得ました。映画に登場する、20世紀半ばにノルウェーで流行していたニットウェアに間違いなくインスパイアされていると思います。
まず伝統的なカラーワークが全面に施されたカーディガンやコフテ(ノルウェーの民族衣装)からアイデアを広げつつ、典型的な白と黒の組み合わせの代わりに、映画のイメージである柔らかい色のコンビネーションを使うことにしました。
Dianna: 突飛で滑稽なコメディーがとても好きです。今回『Kitchen Stories』からインスピレーションを得ることになったのも、そのためかもしれません。
他にもいろいろな種類の映画が好きで、デザインを考えるときに他に頭に浮かんだ映画は、フランスのヌーヴェルヴァーグ映画『勝手にしやがれ』(1960、原題À bout de souffle)と、スタジオジブリの美しいアニメ『となりのトトロ』です。この3つの映画に共通するのは、どれも英語の映画ではないこと。知らない世界や異なる言語を知る手段になるので、いつも海外の映画に惹かれてしまうんです。
また、私が好きな映画祭は国際的な映画祭です。映画祭で扱われる映画のジャンルはいつもとても幅広いですが、時間を作ってでも観たい映画がいつもたくさんあります。
amirisu: 普段の生活では、いつどこで編み物をすることが多いですか?
Dianna: たいてい家で編みます。この1年半でその機会はめっきり減ってしまいましたが、旅行に行く時もいつも持っていきますよ。家では、朝起きてその日最初の紅茶を飲みながら、または夕方にくつろいで何かを見ながらよく編んでいます。
Diannaさん、ありがとうございました。