Shophouse Tee by yamagara
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今日はyamagaraさんへのインタビューです。シンガポールの伝統的な建築様式であるショップハウスの装飾からインスピレーションを得て、爽やかなサマーセーターをデザインしてくれました。yamagaraさんのショップハウスでの思い出話を聞くと、なんだか温かい気持ちで編みたくなります。
amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?
yamagara: シンガポールの伝統的なショップハウスのファサードは、装飾が華やかでカラフルです。デザインの初期段階では、色使いも含めてさまざまなアイデアをスケッチし、どれも気に入っていました。その中で、春夏のデザインにふさわしいか、使いたい糸があるか、編み手にとって面白い編み方にできるかなどを考えながら、ショップハウスのエッセンスを伝えるアイデアに絞り込んでいきました。難しかったですが、やり甲斐がありました!
amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか?
yamagara: デザインの際のスワッチで使った、ParadeのParis(白)で編みたいです。ケーブルとレースの模様が綺麗に浮かび上がる色です。白は、色温度の微妙な違いでさまざまな雰囲気を表現します。Parisは、静かでちょうど良い温かみがあり、目に優しく、とても上品な色だと思います。
amirisu: あなたの住む町や生まれ育った町の好きな場所はどこですか?
yamagara: 私はショップハウスで育ちました。両親は一階に店を構えていて、そのすぐ上に私たちの居住スペースがありました。両親は、私と兄弟の面倒を仕事中に見るために、ショップハウスで暮らし、働くことにしたのです。祖父は毎日やってきて、店の手伝いをしたり座っておしゃべりをしたりしていました。正面のドアは文字通り一日中開いていました。子供の頃は、ほとんどの時間を近所の子供たちと屋外で遊んで過ごしました。ショップハウスは私たち家族の絆を深め、幸せな子供時代を私に与えてくれました。
amirsiu: あなたの国や地域に伝わる手工芸や技術について、好きなものを一つ選んで教えてください。
yamagara: クエと呼ばれる、甘くて香ばしい一口サイズの伝統的なお菓子作りを習得したいです。クエは、東南アジアの和菓子だと考えてみてください。形も色もさまざまで魅力的です。クエを売っている店を見つけると、ついつい見とれてしまったり、おやつに買ってしまったりします。クエ好きが高じて、最近、クエからインスピレーションを得たLapisとManisという2つのプルオーバーをデザインしました!Shophouse Teeと一緒に、これらのデザインを通して、世界中のニッターに私のHeritageを垣間見てもらえたらと思います。
yamagaraさん、ありがとうございました。