Featured: Moonlight by Megumi Sawada
2018年2月25日
いよいよ来週には最新号リリースです!どんな春夏のウェアやアクセサリーが揃っているのか、私達もとても楽しみにしています。
今週はamirisu15号MoonlightのデザイナーであるMegumi Sawadaさんをご紹介します。システムエンジニアとしてお忙しく働く傍ら編み物に熱中し、WALNUT Tokyoにもよくいらして下さいます。いつも糸のことや新しいデザインのことなど、楽しくお話させて頂いています! では、インタビューを始めたいと思います。
amirisu: Moonlightのインスピレーションはどんなところから得ましたか?
Megumi: 前からWoolfolkのFarの質感がとても好きで、この糸を使ったセーターを作りたいなぁとずっと思っていました。自分が好きなファッションが、シンプルでちょっとかっこいい感じがするスタイルで、それを実現したいなと今回のMoonlightを考え始めました。糸に特徴があるので、セーターの形や模様はシンプルに、でも一枚着ているだけでおしゃれな感じのセーターにしたいなぁと、スワッチをいくつも編んで、今回のデザインになりました。
amirisu: もしご自分用にもう1着編むとしたら、何色にしますか?
Megumi: Farの02、ライトグレーで編みたいです。サンプルの05の墨黒もカッコいい感じでとても好きなのですが、淡色だとまた違った印象になるのじゃないかと思って。
amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか?
Megumi: 10歳の頃に、子ども向けの手芸の本に棒針編みが載っていて、やってみたいと思ったのが始めです。母はかぎ針編みしかしなかったので、母のお友達に表目と裏目の編み方だけを教わって、あとはその本を読みながら、靴下を編みました。説明通りに編んだら、かかとがちゃんとできて、感動したのを覚えています。
amirisu: 最初は日本の編み図で編まれていましたか?その場合は、海外パターンやRaverlyに出会ったことで何か変わったことはありますか?
Megumi: 2012年までは日本の編み図で編んでいました。日本の編み図は大体1サイズのみで、おそらく海外パターンのSぐらいなのですが、私は日本人としては背が高くて身体が大きいので、編み図通りに編んでは、着れなくて家族や友達にあげる、というのを繰り返していました。2012年末にインターネットを徘徊していて、Ravelryとamirisu、手染め糸にほぼ同時に出会いました。その時に海外パターンのMサイズで編むと自分の身体にぴったりだと発見してからは、嬉しくて自分のものを編みまくり、完全に編み物中毒になりました。それまでの生活とは全く時間の過ごし方が変わりました。きっとRavelryやamirisu、海外パターンに出会っていなかったら、今ほど編み物はしていなかったと思うし、自分でデザインをしてみようとも思っていなかったと思います。
amirisu: 海外から来日するニッターさん達にオススメのお店や場所があったら教えて下さい(都内でも、ご実家近くでも!)
Megumi: おススメのお店はWALNUT Tokyo です。お店自体も雰囲気よくて品揃えも良いのでおススメですが、表参道の駅からお店までの道沿いにいろんなお店があるので、ウィンドウを見てるだけでも楽しいです。あとは浅草橋でしょうか。毛糸屋さんもありますが、ビーズパーツのお店や革製品などの手仕事の小さなお店があったりして、少し歩き回るだけでも結構楽しいです。 編む場所としては、編み物友達も私も割とスターバックスコーヒーやカフェで編んでいます。コーヒーを飲みながら編むのは、気分転換にもなるしおすすめです(あまり長時間いると追い出されるかもしれませんが)。カフェですごい勢いで編んでいる人がいたら、もしかしたら私かもしれません。何を編んでいるの?と声をかけてもらえたら嬉しいです。
Megumiさんありがとうございました。次のデザインも楽しみにしていますね。