Koto by Yucca
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セーターなど大きなプロジェクトを編むのが大変な暑い夏でも、いつでもどこでも編めてしまう靴下。amirisu24号には靴下パターンが2つ載っています。そのうちの一つが、日本の古都、京都が好きな人にとってはたまらないKoto。デザイナーのYuccaさんにお話を伺っていきます。
amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?
Yucca: 苦労というほどではありませんが、茜染めのTrekが、レギュラーのカラーのTrekとはゲージがすこし違ったところが、こんなこともあるんだなと勉強になりました。(そこまで差が大きいわけではないので、全く同じゲージで編める方もいらっしゃると思います)
amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか?
Yucca: Trekから選ぶならLichen
amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか?
Yucca: はじめは母に教わり、その後、授業で習う機会があったこと。
amirisu: あなたの住む町や生まれ育った町の好きな場所はどこですか?簡単に紹介してください。
Yucca: 鴨川。京都市内を23kmに渡って流れる川です。鴨川デルタと呼ばれる三角州があり、サギ、鴨、トンビなどのいろんな鳥や、たまに鹿がいたり、老若男女いろんな人がのびのび自由に過ごしています。
amirisu: あなたの国や地域に伝わる手工芸や技術について、好きなものを一つ選んで教えてください。
Yucca: こぎん刺し。はじめてこぎんに触れたのは、東北の祖母や叔母が刺した作品だったと思います。こぎんの役割には靴下のダーニングとも通じるものがあります。こぎん刺しの図案を取り入れた「Woolly Kogin」という靴下のパターンを作ったことがあります。編地に毛糸で刺しても、本当のこぎんとは別物ですが、靴下編みがこぎん刺しを知るきっかけになったら面白いな、という気持ちで作りました。こぎんの歴史にも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
Yuccaさん、ありがとうございました。