掲載作品のデザイナー・インタビュー

Baltika by Inese Sang

Baltika by Inese Sang

amirisu26号には、世界中から11人の素晴らしいデザイナーが参加してくれました。今日からこちらのブログで、デザイナーへのインタビューを紹介していきます!初回はBaltikaをデザインしてくれたIneseさん。Baltikaを初めて見た時、色の組み合わせも繊細なレース模様も、その軽さとサイズ感も、全てがパーフェクトで思わず「うう〜!!」と唸ってしまいました。それでは、お話を聞いてみましょう! amirisu: デザインのインスピレーションについて教えてください。 Inese: 広大なバルト海からインスピレーションを受けました。太陽の光が水面にまぶしく反射する夏の穏やかな海から、大きな力強い波まで、バルト海はいろいろな表情を見せてくれるんです。ラトビアの民話では、白く砕ける波は、太陽の乙女に導かれた海の馬として表現されます。それを白色のレースで表してみました。水の動きと、刻々と変化する波の輪郭の繊細さを伝えるのに、レースは最も美しいテクスチャーだと思います。海は、長年にわたって私のインスピレーション源です。その色、水、音は、クリエイティブな新しいアイデアをもたらしてくれます。もうひとつの挑戦は、単なるアイレット模様ではなく、海の動きを伝えられるテクスチャーの本体レースパターンを考え出すことでした。 amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか? Inese: 一番難しかったのは、バルト海の水の雰囲気を最もよく表現してくれる毛糸と色を見つけることでした。ラトビアの海岸沿いで、バルト海は、深い青だったり、曇りの日には灰色を帯びた霧みたいな青になったり、海岸に打ち寄せると控えめな白い水泡になったりするんです。Isager HighlandのSkyとSandの複雑な色味は、このデザインにとてもよくマッチしていると思いました。 amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか? Inese: MCはミディアムブラウンの砂のような色、縁取りのレース部分はオフホワイトにして、うみべの砂丘や白い波を連想させるような色使いがいいと思います。 amirisu: 夏はどんな過ごし方をするのが好きですか?夏には何を編んだり作ったりしますか? Inese: 暖かい気候が好きで、夏はできる限り外に出るんです。森の中をハイキングしたり、家族とサイクリングしたり、湖や海のほとりでただ水を眺めて過ごしたり。波の音が大好きなので、何時間でも海辺を歩けてしまいます。 細い毛糸で編むのが好きですし、レース糸を夏に編むのは素晴らしいです。しかし、外で過ごす時間が多いので、夏は他の季節ほどは編み物はしません。社交的なニッターではないので編み物を持ち歩いたりもしないんです。 Ineseさん、ありがとうございました!

Baltika by Inese Sang

amirisu26号には、世界中から11人の素晴らしいデザイナーが参加してくれました。今日からこちらのブログで、デザイナーへのインタビューを紹介していきます!初回はBaltikaをデザインしてくれたIneseさん。Baltikaを初めて見た時、色の組み合わせも繊細なレース模様も、その軽さとサイズ感も、全てがパーフェクトで思わず「うう〜!!」と唸ってしまいました。それでは、お話を聞いてみましょう! amirisu: デザインのインスピレーションについて教えてください。 Inese: 広大なバルト海からインスピレーションを受けました。太陽の光が水面にまぶしく反射する夏の穏やかな海から、大きな力強い波まで、バルト海はいろいろな表情を見せてくれるんです。ラトビアの民話では、白く砕ける波は、太陽の乙女に導かれた海の馬として表現されます。それを白色のレースで表してみました。水の動きと、刻々と変化する波の輪郭の繊細さを伝えるのに、レースは最も美しいテクスチャーだと思います。海は、長年にわたって私のインスピレーション源です。その色、水、音は、クリエイティブな新しいアイデアをもたらしてくれます。もうひとつの挑戦は、単なるアイレット模様ではなく、海の動きを伝えられるテクスチャーの本体レースパターンを考え出すことでした。 amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか? Inese: 一番難しかったのは、バルト海の水の雰囲気を最もよく表現してくれる毛糸と色を見つけることでした。ラトビアの海岸沿いで、バルト海は、深い青だったり、曇りの日には灰色を帯びた霧みたいな青になったり、海岸に打ち寄せると控えめな白い水泡になったりするんです。Isager HighlandのSkyとSandの複雑な色味は、このデザインにとてもよくマッチしていると思いました。 amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか? Inese: MCはミディアムブラウンの砂のような色、縁取りのレース部分はオフホワイトにして、うみべの砂丘や白い波を連想させるような色使いがいいと思います。 amirisu: 夏はどんな過ごし方をするのが好きですか?夏には何を編んだり作ったりしますか? Inese: 暖かい気候が好きで、夏はできる限り外に出るんです。森の中をハイキングしたり、家族とサイクリングしたり、湖や海のほとりでただ水を眺めて過ごしたり。波の音が大好きなので、何時間でも海辺を歩けてしまいます。 細い毛糸で編むのが好きですし、レース糸を夏に編むのは素晴らしいです。しかし、外で過ごす時間が多いので、夏は他の季節ほどは編み物はしません。社交的なニッターではないので編み物を持ち歩いたりもしないんです。 Ineseさん、ありがとうございました!

Issue 26 - Pattern Preview

Issue 26 - パターンプレビュー

シヴ by フィオナ・アリス 糸梳毛糸(MC) 約755(835、915、1010、1105)(1215、1335、1465、1615)ヤード/690(760、835、920、1010)(1110、1220、1340、1475)メートル(CC)約450(495、545、600、675)(740、815、905、1000)ヤード/410(450、500、550、615)(675、750、825、915)メートル サンプルデ・レルム・ナチュラ・ジリアット(MC=キプレス、CC=ブルイヤール) サイズ仕上がりバスト寸法: 1 (2、3、4、5) (6、7、8、9) = 40 1/2 (44 1/2、48、52 1/2、56 1/2) (60、64 1/2、68、73)」/ 103 (113、122) 、133.5、143.5)(152.5、164、172.5、185.5)cmサンプルはサイズ2です。 ウェーブブレイカー by スザンヌ・ソマー 糸フィンガリングウェイトヤーン(A) 約575(820)ヤード/525(750)m (B) 約370(625)ヤード/340(570)m サンプルアミリスパレード(ダブリン、オスロ)...

Issue 26 - パターンプレビュー

シヴ by フィオナ・アリス 糸梳毛糸(MC) 約755(835、915、1010、1105)(1215、1335、1465、1615)ヤード/690(760、835、920、1010)(1110、1220、1340、1475)メートル(CC)約450(495、545、600、675)(740、815、905、1000)ヤード/410(450、500、550、615)(675、750、825、915)メートル サンプルデ・レルム・ナチュラ・ジリアット(MC=キプレス、CC=ブルイヤール) サイズ仕上がりバスト寸法: 1 (2、3、4、5) (6、7、8、9) = 40 1/2 (44 1/2、48、52 1/2、56 1/2) (60、64 1/2、68、73)」/ 103 (113、122) 、133.5、143.5)(152.5、164、172.5、185.5)cmサンプルはサイズ2です。 ウェーブブレイカー by スザンヌ・ソマー 糸フィンガリングウェイトヤーン(A) 約575(820)ヤード/525(750)m (B) 約370(625)ヤード/340(570)m サンプルアミリスパレード(ダブリン、オスロ)...

Shunrai by Tokuko Ochiai

Shunrai by Tokuko Ochiai

25号のデザイナーインタビューも最終回となりました。日常使いにぴったりのコットンセーター、Shunraiをデザインしたamirisuのトクコにお話を聞きました。 インタビューは終わりますが、25号のKALは1月13日まで続きます。編みかけの方はあと少し頑張って完成させて、インスタに作品を投稿してくださいね! amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?Tokuko: 日本ではコットンセーターを着られる時期がとても短いのですが、その短い時期を楽しめる1枚を作りたいと思ってデザインしました。いわゆるEveryday Sweaterが大好きなので、ジーンズに合わせやすい、首が詰まった、でもちょっとデザイン的に捻りがあるものを考えました。   amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?Tokuko: なんせコットンの太い糸ですので、あまり難しいテクニックを入れないように気をつけました。とはいえ、デザイン上、往復編みをせざるを得ず、メリヤスの表編みと裏編みの糸の引き具合の違いからサンプルがシマシマに見えてしまいましたが、それもいい味だと思うことにしました。   amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか?Tokuko: やっぱり大好きな黄色でしょうか!lemon色を着て春を過ごすなんていいですよね。   amirisu: 好きな美術館や芸術作品はありますか?簡単に紹介してください。Tokuko: 旅先ではいつも美術館に行くようにしています。一番最近だとNYのMOMAでそれはもうたくさんの現代美術を見ました。結果思ったのが、何をもってアートとするのかは本人次第!そう考えると私の作品だってアートだなと思う今日この頃です。

Shunrai by Tokuko Ochiai

25号のデザイナーインタビューも最終回となりました。日常使いにぴったりのコットンセーター、Shunraiをデザインしたamirisuのトクコにお話を聞きました。 インタビューは終わりますが、25号のKALは1月13日まで続きます。編みかけの方はあと少し頑張って完成させて、インスタに作品を投稿してくださいね! amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?Tokuko: 日本ではコットンセーターを着られる時期がとても短いのですが、その短い時期を楽しめる1枚を作りたいと思ってデザインしました。いわゆるEveryday Sweaterが大好きなので、ジーンズに合わせやすい、首が詰まった、でもちょっとデザイン的に捻りがあるものを考えました。   amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?Tokuko: なんせコットンの太い糸ですので、あまり難しいテクニックを入れないように気をつけました。とはいえ、デザイン上、往復編みをせざるを得ず、メリヤスの表編みと裏編みの糸の引き具合の違いからサンプルがシマシマに見えてしまいましたが、それもいい味だと思うことにしました。   amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか?Tokuko: やっぱり大好きな黄色でしょうか!lemon色を着て春を過ごすなんていいですよね。   amirisu: 好きな美術館や芸術作品はありますか?簡単に紹介してください。Tokuko: 旅先ではいつも美術館に行くようにしています。一番最近だとNYのMOMAでそれはもうたくさんの現代美術を見ました。結果思ったのが、何をもってアートとするのかは本人次第!そう考えると私の作品だってアートだなと思う今日この頃です。

Cuenca by Paula Pereira

Cuenca by Paula Pereira

今回のインタビューでは、Paulaさんにお話を伺っています。日本語版の表紙を飾ったCuencaセーターですが、実はとても暖かなメッセージが込められていました。紹介してくれたブラジルやポルトガルの美術館も面白そうです。久々の海外旅行で訪れてみたくなりますね。 amirisu:  このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Paula: 多くのニッターと同様、私もケーブル編みが大好きなんです。緩やかに交差して別々の方向に向かっていくカーブしたラインは、私たちの人生を何度も何度も横切って美しい道を切り開いている人々のメタファーのようです。この号のテーマは彫刻だったので、世界中のニッターが編み物を通じて出会い、素晴らしい手作りの彫刻を作る、そんなイメージで複雑にケーブルを絡み合わせてみました。 amirisu:  デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか? Paula: このデザインは、楽しくてスムーズな旅だったと言うべきでしょう。ヨークと袖口にはケーブルを密に配置し、そのほかの箇所には滑らかなメリヤス編みをたっぷりと使うことで、楽しく気持ちよく編むことができます。皆さんがこの”ニッティング・ライド”を楽しんでくれることを心から願っています! amirisu:  もう一枚編むとしたら何色で編みますか? Paula: 色の可能性は無限大です!自分だったら、模様がよく見えるように明るめの色を選ぶと思います。 amirisu:  好きな美術館や芸術作品はありますか?簡単に紹介してください。 Paula: 旅行に出かけたら、必ず地域の美術館を訪れる時間を作ります!2018年にゴッホ美術館を訪れる機会があったのですが、その建築とゴッホの使った色彩はいまだに心の中に鮮明に残っています。 それとは別におすすめしたい美術館が二つあります。 一つ目は、ブラジルのサンパウロ美術館。イタリア生まれのブラジル人アーティストLina Bo Bardiが作った壮大な空間は、訪れた人にユニークな体験をもたらしてくれますよ。なんと、100点以上の絵画が壁ではなくガラスのパネルに吊り下げられているんです。この9年間、私はMASPから数ブロックのところに住んでいたのですが、MASPは私の逃亡先であり、インスピレーションの源でした。 もう一つ大きく印象に残っているのは、昨年の夏に訪れたポルトガルの手工芸品博物館MIATです。私は何年も前からRosa Pomarの作品に感心していました。彼女の研究や、ポルトガルの羊毛を使った手の掛かる素晴らしい仕事を遠くから楽しんでいたんです。MIATは、リネンやコットンといったポルトガルの生地やウールに対する私の情熱をさらに強くしてくれました。 Paulaさん、ありがとうございました!

Cuenca by Paula Pereira

今回のインタビューでは、Paulaさんにお話を伺っています。日本語版の表紙を飾ったCuencaセーターですが、実はとても暖かなメッセージが込められていました。紹介してくれたブラジルやポルトガルの美術館も面白そうです。久々の海外旅行で訪れてみたくなりますね。 amirisu:  このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Paula: 多くのニッターと同様、私もケーブル編みが大好きなんです。緩やかに交差して別々の方向に向かっていくカーブしたラインは、私たちの人生を何度も何度も横切って美しい道を切り開いている人々のメタファーのようです。この号のテーマは彫刻だったので、世界中のニッターが編み物を通じて出会い、素晴らしい手作りの彫刻を作る、そんなイメージで複雑にケーブルを絡み合わせてみました。 amirisu:  デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか? Paula: このデザインは、楽しくてスムーズな旅だったと言うべきでしょう。ヨークと袖口にはケーブルを密に配置し、そのほかの箇所には滑らかなメリヤス編みをたっぷりと使うことで、楽しく気持ちよく編むことができます。皆さんがこの”ニッティング・ライド”を楽しんでくれることを心から願っています! amirisu:  もう一枚編むとしたら何色で編みますか? Paula: 色の可能性は無限大です!自分だったら、模様がよく見えるように明るめの色を選ぶと思います。 amirisu:  好きな美術館や芸術作品はありますか?簡単に紹介してください。 Paula: 旅行に出かけたら、必ず地域の美術館を訪れる時間を作ります!2018年にゴッホ美術館を訪れる機会があったのですが、その建築とゴッホの使った色彩はいまだに心の中に鮮明に残っています。 それとは別におすすめしたい美術館が二つあります。 一つ目は、ブラジルのサンパウロ美術館。イタリア生まれのブラジル人アーティストLina Bo Bardiが作った壮大な空間は、訪れた人にユニークな体験をもたらしてくれますよ。なんと、100点以上の絵画が壁ではなくガラスのパネルに吊り下げられているんです。この9年間、私はMASPから数ブロックのところに住んでいたのですが、MASPは私の逃亡先であり、インスピレーションの源でした。 もう一つ大きく印象に残っているのは、昨年の夏に訪れたポルトガルの手工芸品博物館MIATです。私は何年も前からRosa Pomarの作品に感心していました。彼女の研究や、ポルトガルの羊毛を使った手の掛かる素晴らしい仕事を遠くから楽しんでいたんです。MIATは、リネンやコットンといったポルトガルの生地やウールに対する私の情熱をさらに強くしてくれました。 Paulaさん、ありがとうございました!

Monbijou by Alice Caetano

Monbijou by Alice Caetano

いつも捻りの効いたデザインを考えてくれるAlice Caetanoさん。今回のデザインMonbijouは、ポコポコと波打つ印象的な模様をネックラインと裾に入れてくれました。お気に入りの芸術作品も面白いので、ぜひリンクから写真も見てみてくださいね。 amirisu:  このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Alice: 彫刻的な形と立体的なフォルムをどのようにニットウェアに落とし込めるか考えました。そこで、Welts(今回、襟元や裾に使った手法)を用いたデザインをスケッチし、ネックレスやブレスレットと同じように身につけられるアイテムを考えました。 amirisu:  デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか? Alice: 最も難しかったのは、ネックラインをしっかりさせること。普通のネックリブと同じようにセーターの身頃を編んでから目を拾うのですが、今回は襟ぐりがとても深くて構造的なため、ぼこぼこせずフラットな胸元にするには工夫が必要でした。 amirisu:  もう一枚編むとしたら何色で編みますか? Alice: amirisuにデザインしたニットを自分のために編む場合は、黒で編むことが多いです。なんといっても、一番よく着る色だから。 でも今回のナチュラルな白色が気に入ったので、これは白で編みたいです。 amirisu:  編み物を始めたきっかけは何でしたか? Alice: 10代の頃に表編みと裏編みを母から教わり、そこからはインターネットで独学で勉強しました。減目や増目、輪編み、インターシャなどたくさんのテクニックを学んだのですが、着られるものが完成することはなく、結局しばらく針を持つのをやめてしまったんです。 その後、20代で再び針を手に取り、すぐにセーターを編み始めました(ノラ・ゴーギャンのBeatnik sweaterでした)。そして、それが編み終わる前に自分でカーディガンのデザインを始めたんです。 amirisu:  好きな美術館や芸術作品はありますか?簡単に紹介してください。 Alice:  難しい質問ですね! この一年で一番のお気に入りは何かな…?ロッテルダムにあるクンストハル美術館かしら。今年の初めに彫刻家のアレクサンダー・カルダーの展覧会があったのですが、とても美しくてダイナミックでした!他のアーティストの作品も展示されていたのですが、エルネスト・ネトの「It Happens When the Body is Anatomy of Time」という作品がとても印象に残っています(https://www.instagram.com/p/CWduJIWIt-r/)。部屋の高さと同じくらいのライクラチューブ(伸縮する円形の布)でできていて、サフランやクミンなどの黄色いスパイスが詰められているんです。スパイスが白色のチューブを染め、チューブの底に溜まって床にこぼれ出し、その空間は素晴らしい香りで満ちていました。その中を歩き回るのが楽しかったです。 Aliceさん、ありがとうございました!

Monbijou by Alice Caetano

いつも捻りの効いたデザインを考えてくれるAlice Caetanoさん。今回のデザインMonbijouは、ポコポコと波打つ印象的な模様をネックラインと裾に入れてくれました。お気に入りの芸術作品も面白いので、ぜひリンクから写真も見てみてくださいね。 amirisu:  このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Alice: 彫刻的な形と立体的なフォルムをどのようにニットウェアに落とし込めるか考えました。そこで、Welts(今回、襟元や裾に使った手法)を用いたデザインをスケッチし、ネックレスやブレスレットと同じように身につけられるアイテムを考えました。 amirisu:  デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか? Alice: 最も難しかったのは、ネックラインをしっかりさせること。普通のネックリブと同じようにセーターの身頃を編んでから目を拾うのですが、今回は襟ぐりがとても深くて構造的なため、ぼこぼこせずフラットな胸元にするには工夫が必要でした。 amirisu:  もう一枚編むとしたら何色で編みますか? Alice: amirisuにデザインしたニットを自分のために編む場合は、黒で編むことが多いです。なんといっても、一番よく着る色だから。 でも今回のナチュラルな白色が気に入ったので、これは白で編みたいです。 amirisu:  編み物を始めたきっかけは何でしたか? Alice: 10代の頃に表編みと裏編みを母から教わり、そこからはインターネットで独学で勉強しました。減目や増目、輪編み、インターシャなどたくさんのテクニックを学んだのですが、着られるものが完成することはなく、結局しばらく針を持つのをやめてしまったんです。 その後、20代で再び針を手に取り、すぐにセーターを編み始めました(ノラ・ゴーギャンのBeatnik sweaterでした)。そして、それが編み終わる前に自分でカーディガンのデザインを始めたんです。 amirisu:  好きな美術館や芸術作品はありますか?簡単に紹介してください。 Alice:  難しい質問ですね! この一年で一番のお気に入りは何かな…?ロッテルダムにあるクンストハル美術館かしら。今年の初めに彫刻家のアレクサンダー・カルダーの展覧会があったのですが、とても美しくてダイナミックでした!他のアーティストの作品も展示されていたのですが、エルネスト・ネトの「It Happens When the Body is Anatomy of Time」という作品がとても印象に残っています(https://www.instagram.com/p/CWduJIWIt-r/)。部屋の高さと同じくらいのライクラチューブ(伸縮する円形の布)でできていて、サフランやクミンなどの黄色いスパイスが詰められているんです。スパイスが白色のチューブを染め、チューブの底に溜まって床にこぼれ出し、その空間は素晴らしい香りで満ちていました。その中を歩き回るのが楽しかったです。 Aliceさん、ありがとうございました!

Hyphae by Bristol Ivy

Hyphae by Bristol Ivy

今日ご紹介するのは今号で一番編みごたえがあるHyphae。全面にケーブル模様を配置するために、ものすごい計算をしたに違いありません。Bristol Ivyさんにお話を聞いていきましょう。 amirisu:  このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Bristol: 全面がケーブル編みのセーターは、クラシックできちんとしていると同時に、お気に入りの着心地の良いスウェットのようでもあって、なんだか特別なものに感じます。 ケーブルの大きさを色々と変えて遊んでみるのが大好きなんです。Hyphaeでは、模様の幅と段数を変えることで、一つのケーブル模様から2つのステッチを作り出しています。シンプルですが、繰り返されるモチーフが全体を美しく見せてくれます。 また、ネックやアームホールを作る時にケーブル編みを続けるのは大変ですよね。途中でリブ編みに移行することで、編みやすく、肩がかさばらないようにしました。素敵なショールカラーが嫌いな人はいないでしょう? amirisu:  デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか? Bristol: ケーブル模様とリブ模様のゲージの切り替えはとても複雑な計算でした!いつも、できる限り多くのニッターにフィットするセーターになるよう多くのサイズ展開を作りたいと考えています。しかし、今回のように大きい模様の繰り返しがあり、二つの模様の間に大きなゲージの差がある場合、誰にでも合うパターンを書くためには多くの工夫が必要でした! amirisu:  もう一枚編むとしたら何色で編みますか? Bristol: 深いモスグリーン、オリーブがかったボトルグリーンで編みたいです。 amirisu:  編み物を始めたきっかけは何でしたか? Bristol: 小さい頃に母に教わりましたが、本格的に編むようになったのは17歳の時です。なんとなくですが、瞑想のような繰り返しの作業と無限の可能性の組み合わせは、私の性格にぴったりだったんです。 最初からパターンなしで編み物を始め、12年前の2010年に最初のパターンを発売しました。(もうそんなに経ったなんて!) それ以降、編み物は素晴らしいインスピレーションの源であり続けています。編み物は、右脳の創造性と左脳のロジックの完璧なコンビネーションで、私はその両方の可能性を押し広げることが大好きです。 amirisu:  好きな美術館や芸術作品はありますか?簡単に紹介してください。 Bristol: 数年前にジョージア・オキーフの展示会に行き、彼女の手作りの洋服と絵画の両方を見ることができました。彼女の作品はずっと好きでしたが、繊細な筆さばきに絵画と手縫いのピンタックの作品が並んでいるのを見て涙が出ました。手芸や裁縫は単なる女性の仕事として軽視されることが多いので、美術品と一緒に展示されているのを見ると本当に嬉しくなります。   Bristolさん、ありがとうございました!

Hyphae by Bristol Ivy

今日ご紹介するのは今号で一番編みごたえがあるHyphae。全面にケーブル模様を配置するために、ものすごい計算をしたに違いありません。Bristol Ivyさんにお話を聞いていきましょう。 amirisu:  このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Bristol: 全面がケーブル編みのセーターは、クラシックできちんとしていると同時に、お気に入りの着心地の良いスウェットのようでもあって、なんだか特別なものに感じます。 ケーブルの大きさを色々と変えて遊んでみるのが大好きなんです。Hyphaeでは、模様の幅と段数を変えることで、一つのケーブル模様から2つのステッチを作り出しています。シンプルですが、繰り返されるモチーフが全体を美しく見せてくれます。 また、ネックやアームホールを作る時にケーブル編みを続けるのは大変ですよね。途中でリブ編みに移行することで、編みやすく、肩がかさばらないようにしました。素敵なショールカラーが嫌いな人はいないでしょう? amirisu:  デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか? Bristol: ケーブル模様とリブ模様のゲージの切り替えはとても複雑な計算でした!いつも、できる限り多くのニッターにフィットするセーターになるよう多くのサイズ展開を作りたいと考えています。しかし、今回のように大きい模様の繰り返しがあり、二つの模様の間に大きなゲージの差がある場合、誰にでも合うパターンを書くためには多くの工夫が必要でした! amirisu:  もう一枚編むとしたら何色で編みますか? Bristol: 深いモスグリーン、オリーブがかったボトルグリーンで編みたいです。 amirisu:  編み物を始めたきっかけは何でしたか? Bristol: 小さい頃に母に教わりましたが、本格的に編むようになったのは17歳の時です。なんとなくですが、瞑想のような繰り返しの作業と無限の可能性の組み合わせは、私の性格にぴったりだったんです。 最初からパターンなしで編み物を始め、12年前の2010年に最初のパターンを発売しました。(もうそんなに経ったなんて!) それ以降、編み物は素晴らしいインスピレーションの源であり続けています。編み物は、右脳の創造性と左脳のロジックの完璧なコンビネーションで、私はその両方の可能性を押し広げることが大好きです。 amirisu:  好きな美術館や芸術作品はありますか?簡単に紹介してください。 Bristol: 数年前にジョージア・オキーフの展示会に行き、彼女の手作りの洋服と絵画の両方を見ることができました。彼女の作品はずっと好きでしたが、繊細な筆さばきに絵画と手縫いのピンタックの作品が並んでいるのを見て涙が出ました。手芸や裁縫は単なる女性の仕事として軽視されることが多いので、美術品と一緒に展示されているのを見ると本当に嬉しくなります。   Bristolさん、ありがとうございました!